「ピアノ」という名前の由来は?

ご存知の方も多いと思いますが、「ピアノ(piano)」というのは、もともと「弱い音」という意味です。なぜ、この楽器にこのような名前が付けられたのでしょうか。

ピアノは、18世紀にイタリアで原型が作られたと言われています。音の強弱が付けにくいチェンバロを改良し、ハンマーで弦を叩くことによって音を出し、そして叩いた後はすぐに元に戻る機構が発明されました。そして発明者はこの楽器を、”gravicembalo col piano e forte”(弱い音も強い音も出せるチェンバロ)と名付けたのです。これを略して、”piano”と呼ばれるようになったとされています。

でも、「弱い音も強い音も出せる」ということが特徴なのに、「弱い音」の部分だけを取るのは、少し「分かりにくい略し方」と言えるかも知れませんが。

グランドピアノとアップライトピアノ

グランドピアノは弦を水平に配し、アップライトピアノは垂直に配したものです。設置スペースに制約がある場所、特に家庭ではアップライトピアノが用いられることが多いと思います。

両者の一つの大きな違いは、弦を叩いた後のハンマーの戻り方です。グランドピアノはハンマーが自重で戻るのに対し、アップライトピアノはバネの力でハンマーを戻します。このため、アップライトピアノでは連打に制約が出てしまいます。

また、グランドピアノは鍵盤からテコの原理でハンマーに力が直接伝わるのに対し、アップライトピアノでは力の方向を変換して伝えます。このためダイナミックレンジもグランドピアノのほうが広くなり、また鍵盤のタッチもグランドピアノの方が良いと言われることも多いです。

スタインウェイは、高額なグランドピアノの機種として知られていますが、購入時には品質の良さにこだわることが重要です。